ジジイになってからは日のすすむ?のが速くなってきたので、こうゆー変化
のある日々は、嬉しいものだ。
連休中に、BSで、ディズニーの3Dアニメを作り出したとされる大学の先生、
ランディ・パウシュ教授の、余命半年と宣告された後の文字通りの「最後の
講義」の映像を見た。
ああ、こんな人もいるんだぁ、ととっても感動して、一晩中温かい気持ちに
なった。
ガン等で、死期が間近に迫った人の闘病記やドキュメンタリーなどはよくあ
って、それぞれそれなりに感動は受けるものだが、患者の方が、これほど我
々第三者を慰め、禿げまし、勇気づけてくれることは滅多にない。素晴らし
い講義だった。
最も印象に残った言葉は、「他人の長所を見つけられるように努力しなさい。」
(検索したら、ユーチューブでも見られるようだ。皆の衆にも是非薦めます。)
今夜は、今年のローザンヌ・バレエコンクールのドキュメンタリーがあるよ
うだ。
30年くらい昔、やはり同じローザンヌ・バレエコンクールのドキュメンタリ
ー番組があって、まだ十代の吉田都がスカラシップ賞を受賞したのを思い出す。
そん時は、主役は別のバレリーナで、吉田都はわき役の役目だったけど。
人生はわからん。
仕事前だけど、しっかり見なくっちゃ・・・。
追記:
吉田都さんのローザンヌ・バレエコンクールのドキュメンタリーの放送の事は
10年ほど前?にブログにアップしたことがある。そん時の審査員の言葉が
とても印象に残っている。
曰く「我々は演技の完成度ではなくて、伸びしろ、すなわち将来の可能性を
審査(評価)している。」と。
吉田さんは、やがて英国ロイヤルバレエ団のプリマとなるのだが、コンクール
当時、私は彼女がバレエ団のトップ・プリマになろうとはおよそ夢にも思わな
かったものである。トップ3の演技者と比べて、日本人特有の体形の不利を
とりわけ感じて、その笑顔以外の印象はさしてなかった。
後年、改めて、審査員の「プロの眼力」の凄さを感じたものであった・・・。
今年のコンクールには、日本人は二人入賞(3位と5位だったかな)した。
特に3位の女性の演技は、すぐにプリマが務まるほどに私には実に見事に思わ
れた。が、5位の女性の方が、(吉田都さんのように)将来、プリマになるや
も知れない・・・。