現代日本の都市社会では、いわゆる地域コミュニティつーのはほぼ消滅して、
僅かにつーか、唯一つ職場コミュニティのみがかろうじて生き延びている
のが実態。
で、この職場コミュニティでの連中の口癖は、
「あいつは、~なんだってよう。みんな言ってるぜ。」或いは
「あいつの評判、悪いらしいよ。みんな言ってるよ。」こればっかし。
職場で例によって浮いた存在である
私に言わしめると、「言ってるのは、
お前自身なのだ。みんなではない。卑怯者め。」つーことになる。
そも、「人の評判」なんて、その立場で180度異なるものだ。例えばー
(オバマに言わせれば、トランプは愚か者でおよそ大統領の器ではない。」
一方、トランプに言わせればオバマは8年も大統領の座にありながら、
何にもしなかった能無しである。)
今年に入っての事件で、小学生の女の子を殺した犯人はPTAの会長で、
「評判」はすこぶるエカッタ。評判なんてその程度のものである。
ネット社会になって、その対象の評判なるものに一層一喜一憂するように
なり、たとえその風潮に染まっていることを多少は自覚しても、結局は
「赤信号、みんなで渡れば~」つー風になってまった。
いわゆる風評なんつーのもその一種で、例えば東京の築地や豊洲の地下水
汚染問題なんつーのは、冷静に考えれば、魚やまな板や床を洗い流すのは
清潔な上水道水であって、地下水で洗うわけではないのであるから、何の
問題もないわけである。
放射能汚染や水俣病のような具合なら大問題だが、そも魚が市場にあるのは、
せいぜい一日、二日であって、長時間保存されるわけでもない。
そして、我々の日常の暮らしの空間には、ドブもあれば下水道もあるのだ。
水たまりや湿地帯の腐った水からボウフラが発生するのは普通のことなのだ。
ほんじゃあ。 ゴッドナイト ♪