↑ の曲、1969年のニール・ダイヤモンドのヒット曲で、私は地元の
FM局にリクエストした記憶がある。
今の駐日アメリカ大使のキャロライン・ケネディのことをニールが歌っ
たもの。
親日派(あるいは嫌日派?)の駐日大使でもいろんな人物がいたが、
キャロラインほどその笑顔が素敵な大使はいないだろう。
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毎年、夏のヒロシマ・ナガサキの原爆忌の時期になると駐日大使は難
しい局面に立たされる。
アメリカ本国の意を汲んでの行動を余儀なくさせられることもあれば、
自分の意思(あるいは大統領の意思)での行動に踏み切ることも・・。
昨年に引き続いてキャロラインはヒロシマ、ナガサキの原爆忌の式典に
参加した。
それだけで我々には充分である。
キャロラインの素晴らしい笑顔には、しかし何かしら「影」がある。
それは言わば「哀しみ」とでも形容すべきより他、いいようのない
ので、彼女は何か理不尽な出来事・人間社会の不条理にたいして、
怒りを通り越して「哀しみ」をおぼえるのであろう。
この感覚は、外国人には極めて珍しい。
西行法師や芭蕉に通じるある種の「無常観」「ものの哀れ」である。
(※ニヒリズムでは断じてない。)
我々が彼女の笑顔から感じるものはそういうものだ。
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キャロラインについては着任以来、皇居での認証式に平服で臨んだとか、
和歌山太地町のイルカ漁批判とか、日本の保守層からの数々の批判が
あるが、
彼女の本質は、日本中の心ある人々からは深く理解されているだろう。
ベトナム戦争を始めた彼女のオヤジのケネディやニクソン、レーガン
ブッシュなんぞはクソアメリカ人だが、
ボストンだけでなく、日本でもキャロラインを大好きなことを知って
もらいたいものである。
スィート キャロライン ♪