沖縄・尖閣諸島への、東京都が派遣した調査チームの上陸・立ち入りが
政府によって不許可となり、憤慨する石原慎太郎都知事。曰く
「次は私が行く。監獄に放り込まれても云々・・・」
ほ
日本の警察は、VIP扱いしてくれて、中国のように拷問・暴行はもとより、
ドサクサ紛れの殺害なんてありえないもんなあ。
哂わせる・・・。
数十年前のこと、大相撲の大鵬・柏戸のいわゆる「柏鵬時代」。
実力にかなりの差があった両横綱であったが、千秋楽の柏鵬戦では
対戦成績が拮抗していた。
柏戸が7勝7敗で勝ち越しがかかっている場合には、たいてい柏戸が
勝った。
これに石原が噛みついた。
「八百長じゃあねえか。ふざけるな。」
だが、多くの日本人は彼の言葉を無視した。
(相撲ファンで知られた、あの吉田秀和さんも。)
「柏戸あっての大鵬なのだ。それでエエのだ。」
あの当時も今も、石原慎太郎の語る言葉の論理は明快である。
だが、それはお坊ちゃん特有の甘えと洞察力の欠如が同居している。
致命的であるのは、日本人の心というべきものが欠落している。
やたらナショナリズムを煽るにも拘わらずである。
この男には、なぜ2020年の東京へのオリンピック誘致への世論の
支持率が低いのか理解できない。
アメリカの宇宙開発に日本の最先端の技術が数多く採用されている
のは事実だろう。だが、それは石原のように自慢するほどの事でもない。
ロシア(ソ連)は半世紀以上も前に、そんな技術がなくとも有人飛行を
達成しているのだ。
このたび、火のなかったところに煙をたてた尖閣問題。
石原都知の事はどう責任を取るつもりなのだろう?
ヨットで逃げ出す?