オリンピックが始まった。
悲喜こもごもの選手達。
見ている私が、文句なく素晴らしいと思ったのは、女子重量挙げの
三宅選手。
表彰台での銀メダルの笑顔には、こっちまでふんとに嬉しくなる。
年頃の娘盛りに、ファッションやら何やらにわき目を振ることなく、
重量挙げ一途に邁進したその努力と精神力には心から脱帽。おめでとう。
柔道(女子)では金メダル候補の二人が敗退。とりわけ、北京オリンピ
ックで銅メダルに輝きながら、表彰式で、金メダルを取れなかったことで、
憮然とした態度だった52キロ級の中村美里選手が初戦で敗退。ただ涙、涙。
たしか谷亮子選手も、銀メダルでの表彰式で、やはり憮然とした態度で
あったわい。
ああした態度は、気持ちはわからんことはないが、見ていて気持ちのエエ
ものではない。
外国選手のように、誇らしい笑顔で表彰式には臨んでもらいたいものである。
半世紀前の東京オリンピックのマラソン。競技場に入ってからイギリスの
選手に抜かれて銅メダルになった円谷選手の表彰台でのちょっとはにかんだ、
でも誇らしい笑顔は、いまだに忘れられない・・・。
金でなくとも、やはりメダリストになるのは素晴らしいことだ。
表彰台では、素直な笑顔が欲しい。
音楽コンクール等で、最優秀賞でなければ喜ばぬ人なんてまずいない。
上位入賞であったり、何かしら特別賞を受賞したら、先ず喜ぶ。
オリンピックでもそういう態度が欲しいな。メダルを取ってむくれた態度
なんて恥ずかしいわな。
そうそう。女子マラソンでのシドニーの高橋キューちゃん、アテネでの野口
選手も素晴らしかったが、私にとっての最高の選手は、アトランタでの銀、
バルセロナでの銅メダルに輝いた有森選手だ。表彰台での彼女の笑顔は印象深い。
さあ、まだオオリンピックは始まったばかり。どんな笑顔に出会えるかのい ♪