民主党で、前回の衆議院選挙で当選した16人のバブル議員が執行部に
反旗。現執行部が、マニュフェストを修正したのが不満だとか。
(マニュフェストに限らない。修正することが一切、駄目だつーのであれば、
周囲の環境や状況の変化に柔軟に対応できずに傷口を広げることになる。
戦場で敵が新たに機関銃を設置したのに、これまでと同じ戦法で敵を攻めて
いてはならぬのは常識である。何でもそうである。ましてや政治である。)
こんな子どもみたいな議員は次の選挙では落とした方がエエ。
(ま、間違いなく落ちるだろうけど。(^-^))
だが、この反乱によって予算関連法案の成立は成らず、菅ちゃんの政権
運営はますます困難に。
トップの首をすげ替えて予算を通すとかの取り引きの話も公然と語られる
ようになってきたようである。
( ↑ この取り引きの話を野党に持ち込んだ人物は仙石代表代行だそうである。
ったく、この男は策士でスターリン主義者のクソである。この男に比べれば
小沢の方がはるかに人間味がある。こんな人間が党を牛耳っている限り民主党の
再生は永久にあるまい。)
だが、これまでの数代の首相の首のすげ替えでただの一度もうまくいった
試しがない。
政権の交代になる内閣総辞職の選択は取らないだろうから、残るのは菅ち
ゃんの職権による解散しかない。
おそらく菅ちゃんは解散権を行使するだろう。
始めにあげたアホな16人の政治家をはじめとして、あらためて国会議員の
選別をするのは悪い選択ではない。
民主党と自民党、どっちが勝つにしても数的には拮抗するだろう。
それでエエのだ。小泉政権の時と今の政権の、衆議院議員の与党の数が300
つーのがそもそも異常なのである。
再可決3分の2の為に、議員数僅かに6人の少党に(今回の場合、社民党)摺り寄り
その少党が国民の将来の人生のキャスティング・ボートを握るつーような事は
絶対に避けなくてはいけない。
菅ちゃんは憲法の規定にのっとって、堂々と解散権を行使すればエエのだ。
・・・・・・・
民主党の混迷の原因はやはり人材難に尽きる。
自民党には、確固としたあるべき国家観・文明観を持った政治家や、近代文明や
日本文化を哲学的に語れる教養を備えた政治家が少なからずいる。
(例えば中曾根康弘や加藤紘一)
れに較べて、民主党には(一介のネジ回しの私から見ても)前財務大臣の藤井さん
くらいしかそういう人は見当たらない。完全な人材不足である。
(僅かに、桜井という医師の議員に期待している。アレはエエ。)
※ 医者つーのは、患者の訴え、すなわち ー
その訴えが、単に患部の肉体的な痛みであるか、それも我慢しきれない
痛みであるのか、それは方便でただ人との触れ合いが欲しいからなのか
ずる休みをする為なのか、あるいは周りを困らせるのが目的であるのか、
すべてを見抜く。
で、その浅ましさに時にウンザリしながらも、ニヒリズムを克服して治療に
あたる。これは、当人の根底に人間性への本質的な信頼がなくては勤まるまい。
チェ・ゲバラやアフガンで活躍している中村哲現場監督さん(^-^)が医者で
あるのは決して偶然ではないのである。(文学のアルベール・カミュの名前を
挙げてもエエ。)