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二人の女性作家
数年前にブログを始めて以来、私はカトリック・クソババアm(__)mと
あだ名をつけた作家の曽野綾子さんと、同じく作家である落合恵子さんの 書かれたものをよく話題にしている。 曽野綾子さんの書いたコラムや社会評論は、目に付けば必ず読んで、 その凡人とは異なる視点にいつも感心はしているのであるが、 あまりにエゲツナイところにその視点が行き届き過ぎるように私には 思われて、いつも不愉快になり結局自分のブログではボロクソに 貶してしまう。 ― 私は美青年の頃、よく京都の禅寺を訪ねた。 で、きれいに掃き清められた京都の禅寺の庭の文様を、わけもなく突如、 かき回してみたい衝動に駆られることがよくあった。理由はわからない。 たぶん、窮屈さを感じるのだろう。カトリック・ババアの小言にも、私は ときに同じような窮屈さを感じるのである。 ミッション系の学校出身のババアには、厳格な(身だしなみをはじめ とした)生活習慣が身についていて、それが人への審美眼にも影響 しているのはあながち間違った指摘ではなかろうと想う・・・。 だが、カトリックではないが、同じクリスチャンであった北村透谷が、 禅庭の計算された哲学性よりも、荒れ果てた草ぼうぼうの庭にこそ 真実が潜むと喝破した如く、私も訓練や習慣で得るいわば練性の 性質(技)よりも、天性の伸びやかさの方が、それがまさに天(神)から 与えられた個性としてより大切なものだと思うのだ。) 職業作家としてのリアリズムを(逆説的で矛盾した言い方になるが)、 実社会の事象に当てはめるのは、私はちと行き過ぎのように感じる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本的と言う意味合いでの汎神論者である私にはキリスト教は 無論馴染みがうすい。聖書なんぞも持ってはいるが、まともには 読んだことはない。 ふつうの日本人なみ?に岩波文庫の福音書やヨブ記等と、旧かな づかいの伝道の書や出エジプト記を読んだ程度である。 ただ、正宗白鳥や神谷美恵子や森有正等は幾らか読んだ。それでも (原始)キリスト教はおぼろげながらの程度・・・。カトリックは皆目理解できん。 よって、カトリック・ババアである曽野さんを中傷する資格はそもそも 私にはないのであるが、あまりに全ての事柄について厳格な曽野 さんの態度に対して、自然に反発が起きてしまうのである。 (若い頃、犬養道子さんも随分読んだが、やはり反発を感じた。) 曽野さんとそんなに保守としての立場が違わなかったであろう、文芸 評論家の故福田恒存さんが、かって「文学者の政治評論なんて、素 人がプロの大工や左官屋の仕事に口出しをするようなものだ。」と書 いていたのを、私はよく思い出す。(そして、私はそういう福田さんの 政治評論を愛読した。(^^) ) この福田さんと曽野さんの共通点は、疑いもなく人間にたいするリア リズムだろう。(そしてたぶん福田さんは人間に絶望して死んだ。) この十数年、曽野さんは自家菜園での野菜つくりに精を出しているとか。 なぜかわからんけれど、私は安堵する・・・。(野菜つくりについての エッセイも面白い。) カトリック・クソババアの曽野さんには、100歳まで長生きして欲しい。 私が、この先もずっと、ブログで毒づいていけるように・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落合恵子さんは、いわず知れたあの「レモンちゃん」である。 田舎にいた美少年時代、布団の中で手作りのゲルマニウム・ラジオから 聞こえてくる優しい声の主はどんな顔立ちだろうと空想したものだ。(^^) 最近は、TVのコメンテーターとして毎日のようにリベラルな意見を 開陳してるようであるが、彼女の真骨頂は彼女の随筆にある。 ひとことで言えば、「随筆」「エッセイ」という言葉・概念から我々が 自然と連想する「香気」が、彼女の随筆には充満しているのである。 「詩的」という言葉を使ってもいいかも知れぬ。 よく女性の書く手紙の便箋にきれいな花柄のイラストとか水彩画が あしらってあるものがあるが、彼女の文章はそんな雰囲気がある。 そして、そうでありながら芯が強く、たくましい。 随筆全体の「香気」を損なうことなく、世相や政治の不条理への批判 や抗議もちりばめて、時代への静かな怒りも示す気概もある。 ほんとうに落合さんは、当代一流のエッセイストであると私は思う。 曽野綾子さんと落合恵子さんの違いは、保守とリベラルというだけ のことではない。また、人間認識の度合いの差というのでもない。 落合さんに、曽野さんのようなリアリズムが乏しいということはない。 落合さんには、人間性へのゆるぎない信頼が根本的に存在する、 ということだろう。 (やなせたかしさんのアンパンパンのような強い正義感も感じる。) ただ、TVコメンテーターとしての発言、たとえば「政権交代してまもない 民主党(の失政も)は、長い目で見守ってやらなくては云々・・・。」には、 (私は)それは違うぞよ。酔っ払いの船頭なんぞ大事故になる前に、 早いとこ交代させるべきだ。と思うけれど・・・。 (「人柄」が良ければ酔っ払いでも、長い目で見守れ、つーのはちょっと。) 私には、ハトポッポの人柄の良さはただの「暗愚」に見える・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一方の、曽野さんの場合には、人間性への疑問(絶望)を補なうに あまりある何者かを信じられる強みがあるということかも知れぬ・・・。 私なんぞにはわからんけれど・・・。 今夜の一曲 おやすみなされませ ♪
by mana1563
| 2010-05-26 22:40
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Comments(1)
Commented
by
mana1563 at 2010-05-26 23:47
念仏エロババア(瀬戸内寂聴さん)の方は
私は、ほんとうに好きでない。 尼さんの法衣はニセモノだ。 この御仁は、野心・名誉欲を捨てられない。
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