クルルンの場を借りた、私の「床屋政談」も今年は終わり。
今年は、大きな地殻変=政権交代があったが、どうやら
社会構造の変革までは、至らぬようである。
(「革命」なんて、およそおこがましい。)
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私が、痛感したのは、政治の世界の「人材」の枯渇である。
民主党の新人議員の多くは、官僚出身者である。
これはつまり、自民党が政権を握っていた時と、変わらない。
(若手官僚が、政治の世界にデビューする際の、事務所を
変えただけのことである。)
結局、政治家のラベルが、劇的に向上する、なんてことは
ないのである。
イチローや松井のような存在が、政治の世界に現れるのを
期待するのは、絶望的で、文字通り夢・幻である・・・。
政治家の身なりだけは、良くなったが、質素な木綿の人民服を
着ていたあの周恩来のラベルとは、およそ程遠いのが現状である。
頑張って欲しいのだが・・・。
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右翼にも注文がある。
かっての右翼やその実働部隊には、2.26事件が示すように、
政界・財界のだらしなさを叫弾する行動があった。
「反共」を叫ぶばかりでなく、「天下り」のような反国家・反国民的な
事象について、叫弾することが、本来の右翼の仕事だろう。
(そして「親米右翼」なんて言葉も、ほとんどギャグである。
右翼は国粋主義つーことに相場が決まっている。「アジア主義」
つーなら話はわかる。)
(かって「東アジア武装戦線」つーのがあったが、彼らの方が
本質的な意味で、今の右翼よりも、ずっと右翼的な活動をした。)
原点に戻ってもらいたい・・・。
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とまれ、この先日本は、人口構成を考えてみても、これまでのように
上り坂つーわけには行かないのは自明である。
階級間で、限られたパイの争奪戦が起きるばかりであろう。
それでも、日本人の特質である、人間性の穏やかさを最大限に
生かして、公平かつ人間味のある政治を行って欲しいものである。
一年間、甲斐性なしの無学なネジマワシのヨタを読んでいただいて、
ありがとうございました。m(__)m ローソン、れ、もとい、サンクス !
感謝を込めて・・。
・・・ どんなことがあっても夢だけは失うまい ・・・
「 Water is Wide 」 歌:ハイリー・ウエステンラ
http://www.youtube.com/watch?v=fvbEgPlvgGE
「 Water is Wide 」 (演奏のみ)
http://www.youtube.com/watch?v=-FpFS4PVtuA