このところロシア民謡をよく聴いてる・・・。
いずれも、何かしら懐かしい、憂いを帯びた
哀しいメロディの曲が多い・・・。
アメリカの「カントリー・ソング」と較べてみると
ロシアの歌がより哀しみに彩られていることを実感する・・・。
なぜだろう・・・。
もとより迂闊なことは言えないが、
「 人間 」の認識に、民族の根本的な差異があるのではないか・・・。
あの残忍なスターリンでさえ、核兵器は投下しなかった。
が、その人格に高い評価のあるルーズベルトは、核兵器の
開発はおろかその使用をためらうことはなかった。
ルーズベルトやトルーマンの罪は、ヒトラーのそれに勝るとも
劣らない・・・。
・・・ 私には確信がある・・・。
「カチューシャ」や「トロイカ」の音楽を生んだロシアが、此の世の
あらゆる生き物を無差別に壊滅させてしまう核兵器を使用する
ことは、未来永劫あるまい・・・。
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あのレイチェル・カーソン女史を生んだアメリカが、なぜ核兵器を
投下したのであるか・・・。
私にはどうしてもわからない・・・。
ジョン・デンバーやケント・デリカットの人間性の素晴らしさは、
この地球上でイチバンだろう・・・。
だが、再び核兵器が投下されることが、もしあるとすれば、
それは中国でもロシアでもない。
それはおそらくまた アメリカによるものだ・・・。
ただ、救いは、オバマが「ホンモノ」であることだ・・・。
アメリカ社会にあって、原爆の投下を自己批判することは、
自分の命を狙われることの覚悟なくしてはできまい。
オバマが、「アメリカ流資本主義」の強大な圧力に
負けないで欲しいと心から思う。
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ただ、自己矛盾なのだが、(例えば、北の核兵器の脅威から、
アメリカが同じ価値観を持つ日本を守って呉れるなんちゅーのは
幻想である。)
トヨタやホンダの車がなければ、GMもクライスラーも潰れることは
まずありえなかった・・・。
トヨタやホンダが、アメリカに進出しなければ、アメリカの労働者
(アメリカ国民)は、失業の憂き目に遭う事はなかったのだ・・・。
そのことを一切口にしないアメリカは、立派だと思う・・・。
今夜の一曲
「 トロイカ 」
http://www.youtube.com/watch?v=SC6_xC2quso
「 カチューシャ 」
http://www.youtube.com/watch?v=Oq6bitPi0ZU
GN