規模は小さいが、歴史的に由緒のある神社の、傍の用水路のフェンスに
緑のつるをからませようと私は五月の連休の頃にマルバアサガオの種を植え、
二月近く毎朝水をやり続け、ようやくフェンスにつるがからみ始めた。
そして、毎朝夜勤帰りにその様子を見るのが楽しみであったのだが、
な、なんと !
そのアサガオがそっくり刈られているのだ。
ったく。
用水路沿いには雑草が生い茂り、今年は刈るのが遅いなあ、と思ってはいたが、
まさか雑草などない(私が常に草取りをしているので。)所に植えてある
アサガオを他の雑草と同じように刈るとは !
植えてあるアサガオと雑草の違いなぞ、見ればわかりそうなものである。
昨年だったか私がよく訪れる公園の一角にある曼殊沙華の群落が、あと半
月もすれば満開になろうというところで、根こそぎ刈り取られてしまった。
業者に草苅を委託した公園の管理事務所が、あらかじめ注意を喚起して
おかなかったからと言えばそうなのだが、草刈りの業者(労働者)に
曼殊沙華の知識が皆無であったことが原因だろう。
そも草刈りのプロなら、雑草と観賞用の草花の違いなんぞはわかっている
のが常識だと思うのだが、昨今は若いのが多いせいでその常識が通じない。
草刈り労働に従事する労働者も、そういう仕事に就くならそれ相応の草木の
知識を得るように勉強するのが当然だと私なんぞは考えるのだが、
金田法務大臣とか稲田防衛大臣なんつーのが、日本国のトップの位置に
おわすのが現代日本であるから、草刈り労働者の無知を責めてもしよう
がないのかも・・・。
ったく・・・。
花泥棒にも腹が立つけど、今朝の出来事にはふんとにがっかりした・・・。
ふんと・・、「平成のクソみてえな世の中だぜよ・・・。」
音楽に逃げよう・・・。