「NHK」スペシャル、「見えずとも聞こえずとも 夫婦二人の里山暮らし」を
BSと地上波で3日と昨日の二度観る。
この時代に、こんな人が生きてるのかとびっくら。
中3の時に、宮沢賢治やトルストイの「農こそ人生の基本」つー考えに共鳴し、
自らの生き方を決めた梅木さん、迷わず武者小路実篤の「新しき村」運動に
参加して十数年の実践と数年の放浪。
そして、人生に、農を基本として土と関わって生きることに加えて今一つ、
社会(弱者)に貢献することも必要だとの認識に到達して、ボランティア活動。
まさに、武者小路実篤の文学すべてを具現化したような人物。
耳が全く聞こえず、目もほとんど見えぬ奥さんが、かって眼科の医者に言われた
印象深い言葉として「ものごとの見方は心の在り様で変わる。イライラした時や
不愉快な時は暗い。楽しいときは明るい。心の眼で見ること」をモットーにして
いる、つーのもエエ。
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数年前に亡くなられた、あの秩父のムツばあさん夫婦の生き方(考え方)も
素晴らしかったが、この梅木夫妻の暮らしもまた素晴らしい。
エエものを観た。今年の連休、いちばんの収穫。 ♪