数日間つーもの、私は虫歯の痛みに苦しんでいる。
仕事が手につかないのはもちろん、もう三日は一睡も出来ず、一切食べる
こともできず、生ける屍同様。
虫歯の地上部分はすでにもげてまってるので、ペンチで引き出すわけにも
いかず、ただ頻繁なうがい薬の使用とバッカリンの服用でひたすら耐え忍
んでいるのだ。
何ゆえに神はイケメンを狙い打ちにするのであろうか。
バッカリンの注意書きにアルコールの摂取は厳禁とあるが、あまりの激痛
に耐え切れず、3%のカシスオレンジをひそかに飲んではいるが・・。
痛みでテレビにも集中できないのだが、みけみけ、もとい、たまたま「百年
インタヴュー 澤地久江」つー番組を観る。
いわゆる護憲派・進歩的文化人と呼ばれる人達の中で、私はこのお人だけは
尊敬している。
反原発とか護憲集会などによく顔を出す大江健三郎なんぞには、卵でもぶつ
けてやりたい気持ちに襲われるが、澤地久江さんの真面目さには私も脱帽。
笑顔が田舎の私の母に似てもいる。市川房江さんの偉さとは違った意味で、
澤地久江さんは日本の母とでも呼べる御仁であろう。
続いて、テレビでアルゼンチン、ブエノスアイレスにこの時期(春)に
咲くバイオレンス色の、れ、名前忘れた、何だっけ、マゼランダ?とか
の花にまつわるあれこれの人生を観る。「世界でいちばん美しい瞬間」つー
番組。日本の桜の花見にあやかって、あちらでも花見祭りがあるそうな。
アルゼンチーナはエエ・・・。