明日の子どもの日を前に、新潟の海岸で大きな水の事故・・・。
この種の事故が起きるたんび、私はいつも思うのだが、何で親は
山に比べてはるかに事故の確率の高い川や海の水辺に子どもを連れて
行くのだろう。
河原でのバーベキューなんて、大人が酒を飲むことが目的であって、
決して子どもの視点には立ってはいないレジャーである。
無論、事故が起きてしまった後で、赤の他人がゴチャゴチャ言うべき
でないのは、承知してはいる。
が、あまりにも、親の子どもへの自然の危険性の感覚が鈍すぎる。
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かって、私も川や海ではないが、我が子に水の事故を起こしかけたこ
とがある。風呂場でのことである。
その日、歩けるようになってからまだ日の浅い我が子とお風呂に。
狭いユニットバスで、私は自分のオツムをシャンプーする間、子どもを
湯船に立たせた。
私は、何つったけな、風呂イスに腰掛けて目をつぶってシャンプー。
オツムを濯ぐのにシャワーを取ろうと薄目を開けたら、湯船に我が子の
姿がない。
一瞬、? ? と思ったが、湯の中に沈んでいる子どもを見て、
「じぇじぇ ! 」驚いて直ぐに引き上げた。
息子は、湯船で足をすべらせたのだった。
が、幸いなことに(運よく ? )、息子は沈んだ瞬間に息を止めたようで
幾らかの湯は飲んだが、溺れるまでには至らなかったのであった。
抱き上げた時、息子はいったい何が起きたのかわからぬようであったが、
咳をした後、大声で泣き出した。
こどもの泣き声が、私はこの時ほど嬉しかったことはない。
あと、20秒、いや10秒気がつくのが遅れたら息子は危なかった・・・。
いつもは私は手探りでシャワーを掴むのだが、この時は偶然薄目を開けた。
そして、反射的に息子が息を止めた ? ことの二つの偶然が幸いしたので
ある。
ふんとうに、幼い子どもにはどんな事故が起きるかわからない。
だから、なるべくリスクのある水辺でのレジャーは避けるべきだと私は思う。
家の中での、ライターはいうまでもなく、そのほかの口に入るようなモノを
手に届かない所に隠すのは常識である。
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今日の新潟での事故のようなニュースは、たとえ赤の他人であっても聞くの
はつらいものである。
ふんとうに、残りの連休中、こんな事故がないことを心から願う・・・。
ゴッド・ナイト ・・