昨日、東京日比谷公園で、原発再稼動反対の集会とデモが
行われた。で、例によって反原発じいさんの大江健三郎が
演説をぶった。
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日本の反原発運動が、一向に盛り上がらず成果がないのは、
何つーか、あんまし日本人的でない?大江健三郎つー人が
リーダーであるからだ。
この御仁は、好人物ではあるだろう。が、二代前の首相で
あった鳩ぽっぽと同じく、日本の風土に根ざしていない。
あえて言えば、宇宙人というべき御仁である。
ノーベル賞を受けた高名な文学者だが、この人の小説を読
んだ(理解できた)日本人がいったいどれだけいるだろうか。
いわゆる左翼知識人には、常にこの大江健三郎と行動を共
にする人がいて、沢地久枝さんや落合恵子さんなどもそう
なのだが、
このお二人の文章は、読んですぐにストンと胸に落ちる。
が、宇宙人である大江健三郎の文章は、いったい何を言い
たいのかよくわからん。
新聞の文化面によく掲載される海外の文学者との往復書簡
なんぞは、まさに宇宙語が飛び交っている感じである。
昨年亡くなった吉本隆明も、その文章は変てこであったが
疑いもなく日本の風土(都会)から生まれた人間だった。
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大江健三郎が、日本の反原発運動のリーダーシップを取っ
ている限り、潜在している反原発の情念が顕在化してうね
りになるようなことは、まずあり得まい。
それほどに大江健三郎の言葉は、ふつうの日本の言葉から
遊離している。
リーダーには、まともな日本語を使い、日本人らしさを
感じさせる人が相応しい。
故市川房枝さん、緒方貞子さん、こういう人だ。
沢地さんや落合さんがトップに立ってもエエし、
梅原猛さんを引っぱり出せるならそれが一番。
とにかく宇宙人でなく日本人でないとあかん。