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何とか生きておりまする・・・ (^^ゞ
by 見沼田んぼの草刈りじじい
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安部ちゃんは、経済の基本がわかっていない

かの「資本論」の冒頭において、カール・マルクスは、経済とは何か?
についての見解(資本論を貫くキーワード。)を述べた。

一言で言えば、人間の欲望(見栄と消費欲)の充足こそが、経済発展
の原動力であるつー認識をつらつらと開陳したわけである。

で、ただのしがない一労働者である私も、マルクスに倣って、アホノミ
クス批判の前に、「経済とは何か」についての認識を、先ずは皆の衆
に披瀝しておく。

       ・・・・・・・・・・・・・・

 「貧乏人ほど金を使う・・・」 のである。

 貧乏人つーのは、言うまでも無く否応無しにエンゲル係数が高い。
 すなわち、家計から市場に出て行くお金の割合は、(生活必需品を
 含めると、)収入のほとんどを占める。

 ここ十年以上、日本経済全体の総量が増えないのに、デフレが終息しな
 いつー最大の原因は、貧乏人の最低限の出費が増えないつーことにある。

 決して、巷間(多くのメディア)で言われているように、企業に元気が
 ないのが原因つーわけではない。


 アベノミクスの根本の間違いは、経済つーものを「効率」の物差しで
 考えているところにある。

 一億円の収入のある人は、車を持てない貧乏人よりも、たくさん金を
 使う、つー基本的な誤解があるのである。

 冷静に考えれば直ぐにわかることだが、

 お金持ちつーものは、世界一性能のエエ、トヨタのレクサスよりも、
 外国産高級車のベンツやBMWを買うものである。

 そして、一億円の年収がある人よりも、一千万円の収入しかない
 国民の数は1000倍は多い。さらに年収が200万から300万円
 の国民は100000倍いるのである。

 人間社会には(これを指摘しなくてはならないのは、とても残念な
 ことだが) 見栄・虚栄、そしてそれで人間全体を評価する、つー
 現実がある。

 この人間認識に捉われていることと、目先の効率に目がくらんで
 お金持ちこそお金を使う、つー目立つ現象に安部ちゃん
 は幻惑されているのだ。 

 銀座のデパートで宝石が飛ぶように売れるとか、高級車(その実は
 外国車なのだが。)が納車が間に合わぬくらい売れる。つっても、

 数千万人の庶民が使う金の量と較べれば、そんなもの屁みたいな
 ものなのである。

 晩飯のおかずを、一皿増やすとか、トイレット・ペーパーの品質を
 ワンランク上げるとか、貧乏人つーのは、収入が増えたと実感したら
 お金持ちのように貯金なんぞしないで、直ぐに使う人種なのである。

 来たる参議院議員選挙の公約で、環境政党の「みどりの風」が、
 「若者の年収を60万円増やす」つーのは、デフレ克服の処方箋と
 して頗る時宜を得ている。

 げに、若者と貧乏人は同義だからである。

 (私がそうだが)給料が上がれば、その分はビイルの量が増えるか、
 必要でもない電化製品か、読むわけでもない本の購入に当てられる。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・

 デフレから脱却するには、一にも二にも貧乏人の所得を増やす
 政策努力をすべきなのである。

これを言っちゃあ、お終いよ、なのだが、

 安部ちゃんは、自分の出がエエとこのせいか、庶民(貧乏人)の実
 態がわかっていない。

 貧乏人こそが、「経済」の主体であり、主人公であって、アホノミクス
 で恩恵を受けるお金持ちが、日本経済を支えているわけではない
 のだ。

 天皇陛下(天皇制)を支えるのも、京都・奈良の神社仏閣を支える
 のも巨大なマスコミ貴族を支えるのも素朴で無知で貧乏な庶民なのだ。


エエかな。

 「 金を後先考えず、むやみに使うからビンボーなのである。 」
 



以下、余談・・・。

金持ちを、投資減税等で幾ら優遇しても、その投資したお金は、
回収されるだけのことであって、デフレ克服には屁、もとい、おならの
役にも立たん。

生活保護家庭をいくら締め付けようと、デフレの脱却とはおよそ無縁
である。(イジメはダメだ、って安部ちゃん、言ったでしょ。)

株の投資で生活している人も、生活保護費で暮らしている人も、生産
活動に関わっていない、つーことにおいては同じなのである。
(不労所得)

   ・・・・・・・・・・・・

生活保護費の引き下げ云々の政策よりも、安部ちゃんが今為すべき
ことは、所得税の累進税率の引き上げと法人税の引き上げである。

一億円の年収のある世帯には90%を徴収すべきである。(1000万
円あれば、相当の暮らしが可能である。車は国産車を買うだろう。)

法人税も上げるべきである。工場が海外に流出してまう、つー意見には
海外に出て行く会社・工場の法人には、日本国籍を剥奪する法律を
制定すればエエ。

(日の丸=ふるさとを取るか、お金を取るか、踏み絵を踏ませればエエ)

法人税率と人件費の高さによって、外国企業との競争に負けてまう
つー主張に対しては、そもそもグローバライゼイションへの参加や
自由貿易の選択が間違いであったと認識して、改めて日本の産業
構造や風土を踏まえた独自の経済政策(よーするに人間認識)を
再構築すべきである。

日本の立ち位置を、間違ってもシンガポールや香港と同列に見做し
てはいけない。

そして、もっと「風土」を重要視しなくてはならぬ。

農業への企業の参入規制撤廃による大規模農業化によって、日本
は「日本を取り戻す」どころの話ではなくなるだろう。

じゃ、ウンコの時間なので、途中だけどこれで。(酔ってきた。^_^; )

さるまたぁ ♪


おっと、音楽わすれた。

毎朝、二つの高校に通うチャリンコの高校生とすれ違う。
希望と悩みと不安のかたまりの彼・彼女たち・・・。負けんなよ。

 彼らに送ります  ↓










   











 

 
by mana1563 | 2013-07-04 10:33 | Comments(0)
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