昨日の北朝鮮のミサイル発射の際、日本政府は危機管理の際に作動
させるべく準備されていた「J ・アラート(全国瞬時警報システム)」
を使わなかった。
もし、間違った情報であったら、国民に迷惑をかけるので情報をW
チェックしてから国民に発表するつもりであった(官房長官)とか。
アハハ。瞬時警報システムじゃあなかったん?
この「国民に迷惑をかける怖れ」つーのは、前回2009年の北からの
ミサイル発射のとき、アメリカ軍の誤報に右往左往して、批判を招
いた経験からWチェックなどと言っているようであるが、現場に最
も近い軍の情報をWチェッするなんてことは呆れてものが言えない。
発射されてものの数分で目的地に到達するミサイルや、遅くても数
十分で海岸に押し寄せるツナミの情報をWチェックするヒマなんぞ
あっか?
昨年の被害の甚大さの責任は、ツナミの高さを3メートルと予報・広
報し気象庁とメディアにある。あの誤報が逆に20メートルのツナミ
の到来予であったなら、無傷で済んでいたわけだ。
無論、そう簡単ではないにせよ、緊急時の予報なんて、大げさな「オ
オカミ少年」で一向に構わんのだ。
誤報への後日の批判を怖れて、重要な情報の公表を遅らすなんつーの
が最もわりい。
昨日の事例と似たようなことが去年もあった。
昨年のフクシマの原発事故でも放射能飛散の際に、政府は、「スピー
ディ(緊急時迅速放射能拡散予測ネットワーク・システム)の情報を、
「正確性疑義がある」として公表せず、まったく余計な被爆者が数多
く出た。
後日、公表しなかった理由を問われて、「住民にパニックをもたらす
怖れがあったから。」と説明。放射能被爆の方が、パニックよりずっ
とましである考えていたようだ。
ま、「健康にただちに影響を及ぼすものではない。」つー認識なら、
当然かも知らんけど・・・
もともと市民の生命よりも「秩序」を優先させる態度は、日本の「お
上」伝統ではある。
車やバイクのつまらぬ信号無視を、物陰に潜んだパトカーが追跡し、
パニッになったドライバーが死傷しても、「法律は適正に執行され
た。」つーコメトがあたりまえの国柄であることを考えれば、
昨日の政府当局のぶざまな指揮ぶりも、「公表の判断は適正だった。」
(田中防衛庁長官)つーことになるのだろう。
しかしふんとうに、野田総理の人事能力ってのは??だわね。
いったいどこが適材・適所?(官房長官と防衛庁長官)
アハハハ。
エエ終末を、もとい、週末を ♪