正月の深夜に放送された「日本のジレンマ」つー、NHKの討論番組がいまだに
評判であるという。関係者の間で、「成功だ」と言われてるんだとか。
私も本放送、再放送ともにチラッと覗いた一人である。
若手の論客が、今の格差社会の問題の原因とその解消策・改善策を論じた番組
だったが、いずれもいわゆる「成功者」ばかりであって、現役の派遣や非正規
の若者は、傍聴席から時折ガス抜きのように意見を求められるだけであった。
(少なくとも、討論のメンバーに元派遣村村長の湯浅君のような非正規の代弁者が
数人は必要だったろう。)
IT用語や経済用語ばかり飛び交って、まるで新人類の討論会のようであったが、
非正規の現実はこの連中は何もわかっていない。(成功者にわかるはずもない。)
(団塊の世代)の今、日本を支配している連中に、この格差問題を訴えても、
数の力でかなうはずもない、つーのがこの討論の結論だったようだ。
あほらし・・・。
お前等、既得権益の保有者が格差問題を論じること自体、お笑いつーものだ。