今度の震災では、有線は勿論、携帯電話が、多くの基地局が地震や津波の
被害を受けた為に繋がらず、肉親の安否を心配し気遣う人達が今なお多い。
そしてもともと携帯電話なんぞに縁のないお年寄りたちは、通信手段を
完全に奪われていると言ってよい。
そんな時、50CCのバイクで毎日数回郵便物を運ぶ郵便配達人の姿は、
今さらながらに貴重な存在である。
孫や子供、あるいは逆に父母や祖父母の安否を祈る思いで問い合わせる
文面の便り。
または、心配してるであろう肉親に、「元気だよ、大丈夫。」と知らせる
便り。
それらの尊い気持ちを察して、「宛て先にはきっと届けますからね。」と、
口には出さずとも、心に誓う郵便配達人の心ばせや、誉むべし。
郵便配達人・・・・
人間社会ならではの、とても素晴らしい仕事だと私は思う・・・