年末から、政治討論番組をいくつか見る。
主要なテーマは、
外交(普天間)問題、景気の問題、予算の問題等。
このうち普天間基地問題では、論者(新聞も)が、一斉に日米間の
関係が悪化として、鳩山内閣を批判。
曰く 「アメリカは怒っている。」 「日米間の首脳会談さえ不可能。」云々。
相も変わらぬご主人様(アメリカ)の顔色を窺うポチ(日本)の態度で
あることに愕然とする。
そして、論者らは、アメリカとの関係が今にも崩壊しかねないように
恫喝する。
アホらしい。
日本に、80幾つあるとかいうアメリカの基地のうちの一つの引越し
が、なかなかスムーズに行かぬから、といって日米間の関係が
悪化することなんぞありえない。
(沖縄読谷村の米軍兵士による引き逃げ事件のアメリカの不正な
対応・処理によって、日米関係が悪化する。というのであれば納得だが。)
もし、ふんとにアメリカが怒っている、つーのなら日本国内のアメリカの
基地をすべて撤去せよと言ってやればよい。困るのはアメリカだ。
日本のメディアや、TVに出演してる論者の奴隷根性は実に情けない。
(鳩山内閣の提唱する「東アジア共同体」にアメリカを入れぬ、入れない、
のことでもそうだ。ばかばかしい。アメリカが東アジアである、なんて
どこの誰が思うか。小学生でも知っている。)
日本はアメリカのポチである、という「すりこみ」は今後50年は、治るまい・・・。
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余談・・・、
(同じポチであるなら、文化的ラベルの高いヨーロッパのそれの方がまだましだ。)
本質的に、ものの考え方や気質が、日本人とアメリカ人は違い過ぎる。
「風土」があまりにも違うことがその根底にある。(中国も違い過ぎる。)
(文化を含めて)何事によらず、アメリカから学んだとしてもそれが、日本
に根付くことは不可能。無理にやろうとすれば、悲惨な結果を招く。
(小泉改革がいい例である。)
ジョン・ウエインのようなオツムが空っぽな乱暴なカウボーイとは、日本人
はしょせん違うのであるということを自覚することだ。
ベトナム戦争もイラク戦争も、ジョン・ウエインのインディアン征伐の
ノリであった。
憧れてもいいが、あれはあくまでアメリカ人。
ドーピング剤を飲んで、ホームラン王になる人間がヒーローになる野球が
国技である国なんぞツマラン。
どんなに才能があって、その分野で大きな功績を残したとしても、過度な
整形をしたり、薬を飲んで、ありのままの自分の姿をいじくりまわす人間
(M・ジャクソン)が賞賛される社会は、やっぱしどう考えてもヘンである。
弱者を国家が面倒見ることを、共産主義・社会主義として敵視する
ような国家にしっぽを振って、ついて行くのはもう止めんといかん。
※ たった今、偶然アメリカの医療の実態を暴いたマイケル・ムーア監
督の映画「シッコ」(2007年)を観る。ヒドイものである・・・。
アメリカは極く一部の支配層(ヒトラーが何十人もいるから始末が悪い。)
に、「自由」と「民主主義」のスローガンによって、洗脳された国民が
構成する国家であることを認識しておかねばいかん。
今日の一曲
「 懐かしのケンタッキー 」 フォスター:作曲
http://www.youtube.com/watch?v=DI_dBarT6UY
「 シェナンドー 」 歌:ハイリィ・ウエステンラ
http://www.youtube.com/watch?v=3MQNdr6msVI
「 弦楽のためのアダージョ 」 サムエル・バーバー作曲
http://www.youtube.com/watch?v=KkObnNQCMtM