朝刊に、被爆地の広島と長崎がオリンピック誘致を表明、とある。
唐突な感じがしてギョッとしたが、関係者は数年前から、準備を
してたそうな。
うーむ・・・。
これだけ巨大な商業イベントになったものを開催することが、
ふんとに被爆地にとってエエことなんじゃろうか・・・。
招致費用(要するにIOC委員へのワイロ)もバカにならぬほど
巨額である。(今回落選した東京都は150億円使った。)
たしかに、核兵器投下による惨状を世界中の人達に知らしめる
効果はあるには違いなかろうが、私にはちょっと筋違いのように
思えてならない・・・。
核兵器の使用とは、本質的に異なるといっても、例えば、
ポーランドがアウシュビッツでオリンピックの招致運動をする
ようなものではあるまいか・・・・。
オリンピックが平和の祭典といっても、結局は同胞である代表
選手が活躍してくれるのを応援する国威発揚・ナショナリズムの
発現の場に他ならない。
そうしたイベントが、はたして鎮魂の場である、広島と長崎に
ふさわしいと言えるのだろうか・・・。
今日の一曲
「 ノクターン 作品72 NO.1 」 演奏:マウリッツイオ・ポリーニ
http://www.youtube.com/watch?v=TaSwnrXoMqU
エエ日曜を !